『マフィアは夏にしか殺らない』 La mafia uccide solo d'estate
(2013年/イタリア)
1970年代のシチリア島パレルモ。人々は日常化するマフィアの犯罪を見て見ぬふりをしていた。アルトゥーロは、学芸会で、憧れのアンドレオッティ首相のモノマネをするという、ちょっと風変わりな少年。同級生のフローラに恋しているが、告白できないまま、フローラはスイスへ引っ越してしまう。
やがて青年になったアルトゥーロは、代議士リーマの秘書としてパレルモに戻ったフローラと再会。代議士の広報担当記者を任された彼は、フローラの歓心を買おうと奮闘するが、意見の相違から訣別を宣言されてしまう。折しも、反マフィア運動の先鋒ファルコーネ判事とボルセリーノ判事が暗殺されると、市民は沈黙の掟を破り、反マフィアの叫びを上げ始めた…。
監督・原案・脚本: ピエルフランチェスコ・ディリベルト(ピフ) |