『ナース ナイチンゲールが教えてくれたこと』 Nurses
(2013年/アメリカ)
<映画へのコメント>
小児がん患者をケアする“スーパーマン”ナース、
死に向かう高齢者の旅立ちを見届けるナース、
生命の誕生に畏怖するナース、
健康生活を支援するナース、
ナバホ族を訪ねる保健師、
集中治療室で重症患者に必死で向き合うナース、
針刺し事故の予防法案を成立させたナース、
学生を育てる学部長、
外科病棟の夜勤、
HIV患者を励ますブレスレット、
腫瘍科のナース自身の闘病―
それぞれのナースが経験を語ります。
そして人々を変え希望を与える力があること、
これほどすばらしい仕事は他にはないと力強く宣言します。
看護の価値を伝えるナースたちは、ナースとしての誇りに満ちています。
ナイチンゲールがきっとそうであったように。
聖路加国際大学学長 井部俊子
<映画へのコメント>
アメリカの100人のナースそれぞれが、ナースだから許されている働き、すなわち、かけがえのない生命と人と家族に深く付き合い、誕生や死に寄添い、厳しい状況下でベストを尽くしながら、時には長く病む人の軌跡の旅に付き合う、という看護の本質を生々しく語っている。そして、ナイチンゲールがそうであったように、時には政府を動かす活動もする。
この映画を見る看護学生はもとよりすべてのナースは、心を大きく揺さぶられ、自分の看護へのパッションを確認すること請合いである。
高知県立大学学長 南 裕子
監督:キャシー・ダグラス |